ある公園

気がつくと、
ちょくちょく写真を撮ってしまう対象が
誰にでもあるのではないかと思う。
わたしの場合、それはある公園だ。

そこには、大きな桜の木があって、
ピンク色の給水塔があったので、
春にはもも色の公園になった。
小さなもも色の公園。

昼はお母さんと子どもを、
夕方は小学生の一団を、
深夜にはやんちゃな若者を迎え入れる。

公園の表情を一瞥するのは、
毎日の習慣になっていた。
10年先も、覚えているのだろうか。
わからないけれど。








写真

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